第3問
A、Bの2人が、サイコロを1回ずつ交互に投げるゲームを行う。
自分の出したサイコロの目を合計して先に6以上になった方を
勝ちとし、その時点でゲームを終了する。Aから投げ始めるもの
とし、以下の問いに答えよ。
(1) Aがちょうど2回投げてAが勝ちとなる確率を求めよ。
(2) Bがちょうど2回投げてBが勝ちとなる確率を求めよ。
(3) Bがちょうど3回投げて、その時点でゲームが終了していない
確率を求めよ。
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【解答】
2個のサイコロの目の和は、右表のようになる。
(1)
A・・・1回目は5以下の目が出て、
2回目に目の和が6以上になる。
(表の赤色の部分)
B・・・5以下の目を出す。
よって、その確率は、
$\scriptsize\sf{\begin{align*} \sf \frac{20}{36}\cdot\frac{5}{6}=\underline{\ \frac{25}{54}\ }\end{align*}}$ .
(2)
A・・・2回の目の和が5以下になる。
(表の青色の部分)
B・・・1回目は5以下の目が出て、
2回目に目の和が6以上になる。
(表の赤色の部分)
よって、その確率は、
$\scriptsize\sf{\begin{align*} \sf \frac{10}{36}\cdot\frac{20}{36}=\underline{\ \frac{25}{162}\ }\end{align*}}$ .
(3)
3回の目の和が5以下になるような目の出方は、
(1,1,1)、(1,1,2)、(1,1,3)、(1,2,1)、(1,2,2)、
(1,3,1)、(2,1,1)、(2,1,2)、(2,2,1)、(3,1,1)
の10通りあるので、その確率は
$\scriptsize\sf{\begin{align*} \sf \frac{10}{6^3}=\frac{5}{108}\end{align*}}$ .
A、Bともこのようになればよいので、
$\scriptsize\sf{\begin{align*} \sf \left(\frac{5}{108}\right)^2=\underline{\ \frac{25}{11664}\ }\end{align*}}$ .
表に整理すれば分かりやすいと思います。
テーマ:数学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2018/10/26(金) 01:03:00|
- 大学入試(数学) .全国の大学 .東北大 理系 2013
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