第4問
実数xの関数f(x)=|x-1|(x-2)を考える。y=f(x)のグラフと
直線y=x+aの共有点の個数は、定数aの値によって、どのように
変わるかを調べよ。
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【解答】
y=f(x)とy=x+aを連立させると、
|x-1|(x-2)=x+a
⇔ |x-1|(x-2)-x=a
となり、この左辺をg(x)とすると、
(ⅰ)x≧1のとき、|x-1|=x-1 なので、
g(x)=x2-4x+2
=(x-2)2-2
(ⅱ)x≧1のとき、|x-1|=-x+1 なので、
g(x)=-x2+2x-2
=-(x-1)2-1

よって、
y=g(x)のグラフは右図のようになるので、
y=g(x)のグラフと直線y=aの共有点の
個数は、
-2<a<-1のとき3個
a=-2、-1のとき2個
a<-2、-1<aのとき1個
となる。
これは、y=f(x)のグラフと直線y=x+aの共有点の個数と等しい
そのまま考えても難しくはありませんが、
aだけ分離した方が楽ですね。
テーマ:数学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2018/11/08(木) 02:08:00|
- 大学入試(数学) .関東の大学 .千葉大 2011
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