第1問
1個のさいころを2回投げ、最初に出た目をa、2回目に出た目をbとする。
2次方程式x2-ax+b=0について、次の問いに答えよ。
(1) 実数解は存在すれば正であることを示せ。
(2) 実数解の個数が1となる確率を求めよ。
(3) 実数解の個数が2となる確率を求めよ。
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【解答】
(1)
2つの実数解をp、qとおくと、解と係数の関係より
p+q=a>0 かつ pq=b>0
なので、p、qはともに正の数である。
よって、題意は示された。
(2)
1個のさいころを2回投げた時の目の出方の総数は62通り。
判別式を考えると、
D=a2-4b=0
これを満たす組(a,b)は、(2,1)、(4,4)の2通りなので、
求める確率は
$\scriptsize\sf{\begin{align*} \sf \frac{2}{6^2}=\underline{\sf \frac{1}{18}}\end{align*}}$
(3)
判別式を考えると、
D=a2-4b>0
これを満たす組(a,b)は、
(3,1)、(3,2)、
(4,1)、(4,2)、(4,3)、
(5,1)、(5,2)、(5,3)、(5,4)、(5,5)、(5,6)、
(6,1)、(6,2)、(6,3)、(6,4)、(6,5)、(6,6)
の17通りなので、求める確率は
$\scriptsize\sf{\begin{align*} \sf \frac{17}{6^2}=\underline{\sf \frac{17}{36}}\end{align*}}$
これは簡単。数えるだけです。
テーマ:数学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2018/11/11(日) 11:11:11|
- 大学入試(数学) .関東の大学 .千葉大 2016
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