第2問
四面体OABCを考える。点D、E、F、G、H、I は、それぞれ辺OA、AB、BC、
CO、OB、AC上にあり、頂点ではないとする。このとき、次の問に答えよ。
(1)
と
が平行ならばAE:EB=CF:FBであることを示せ。
(2) D、E、F、G、H、I が正八面体の頂点となっているとき、これらの点は
OABCの各辺の中点であり、OABCは正四面体であることを示せ。
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【解答】
(1)
DG//EFなので、EF//平面OACである。・・・・・・・①
ここで、2直線ACとEFが平行でないと仮定すると、これら2直線は
同一平面上にあるので、1点で交わる。よって、直線EFは平面OACと1点で
交わることになるので、①に矛盾する。
よって、AC//EFになるので、AE:EB=CF:FBが成り立つ。
(2)
D、E、F、G、H、I が正八面体の頂点となるとき、
DG//EFなので、(1)よりAC//EFである。
同様に、DH//IF、HG//EIよりIF//AB、EI//BCであり、
△EFIは正三角形なので、3つの四角形AEFI、BFIE、CIEFは合同なひし形
となる。よって、
AE=BE=BF=CF=CI=AI
となるので、△ABCは正三角形であり、E、F、Iは各辺の中点となる。
ほかの面についても同様に考えることができるので、OABCは正四面体であり、
D、E、F、G、H、IはOABCの各辺の中点である。
本来ならばベクトル計算するところなんでしょうが、
中学生レベルの幾何でごまかしましたwww
テーマ:数学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2017/03/27(月) 15:11:31|
- 大学入試(数学) .関西の国立大学 .京都大 理系 2017
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