第1問の続きです。
先ほどの解答は、さすがに乱暴すぎるので、以下はもう少しだけ丁寧に解くことにします。
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【解答】
(1)
pもqもなんだかよく分からない式ですので、とりあえずそのままの形で
使うことにします。展開してもキレイになりそうにありませんもんね。
「q⇒p」の反例となるのは、qは満たすがpを満たさないものです。
条件をpおよびqにそれぞれ代入していくと、
③のa=1、b=1は、pを満たさず、qを満たす。
よって、③が「q⇒p」の反例となる。 ・・・・・・チ
(2)
命題「p⇒q」の対偶は「q⇒p」である。
p:(a+b)2+(a-2b)2<5 の否定は、
p:(a+b)2+(a-2b)2≧5
q:|a+b|<1 または |a-2b|<2 の否定は
q:|a+b|≧1 かつ |a-2b|≧2
よって、命題「p⇒q」の対偶は「④⇒⑦」 ・・・・・・ツテ
「>」の否定は「≦」、「または」の否定は「かつ」ですね。
(3)
(1)より、「q⇒p」は偽である。
「p⇒q」については、対偶を考える。
|a+b|≧1 より (a+b)2≧1
|a-2b|≧2 より (a-2b)2≧4
よって、(a+b)2+(a-2b)2≧5
となるので、q⇒pは真であり、p⇒qも真である。
以上より、pはqの十分条件であるが、必要条件ではない。② ・・・・・・ト
テーマ:数学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2012/01/01(日) 23:57:00|
- 大学入試(数学) .センター試験 ⅠA 2011
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