さて、センター1日目終了です。どうでしたか??
手応えバッチリ!という人は、明日も好調を維持できるように気を緩めずに。
逆に、今日はちょっと失敗してしまったかなぁという人は、
気持ちをいったんリセットして、明日に引きずらないようにしてください。
いずれにせよ最後の最後まであきらめてはいけません!
明日も全力で頑張ってください。
第6問
地球上の北緯60°東経135°の地点をA、北緯60°東経75°の地点をBとする。
AからBに向かう2種類の飛行経路R1、R2を考える。R1は西に向かって同一緯度で
飛ぶ経路とする。R2は地球の大円に沿った経路のうち飛行距離の短い方とする。
R1に比べてR2は飛行距離が3%以上短くなることを示せ。ただし地球は完全な球体で
あるとし、飛行機は高度0を飛ぶものとする。また必要があれば、三角関数表を用いよ。
注:大円とは、球を球の中心を通る平面で切ったとき、その切り口にできる円の
ことである。
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【解答】
地球の半径をR、中心をOとする。
北緯60°を表す緯線を円C1、
その中心をO1とすると、
∠AOO1=∠BOO1=30°
となるので、C1の半径をr1とすると、

∠AO1B=135-75=60°
なので、R1の長さは、
.
また、△ABO1は正三角形となるので、
弦ABの長さは、


一方、2点A、Bを通る大円をC2とし、
∠AOB=θ°とする。
△OABで余弦定理を用いると、
.
三角関数表を用いると、
28.5°<θ<29°
となるので、R2の長さは、
以上より、
となるので、R2の長さはR1より3%以上短い。

うまく平面でとらえることができれば
問題ないと思います。
テーマ:数学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2012/01/14(土) 23:57:00|
- 大学入試(数学) .関西の国立大学 .京都大 理系 2008乙
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