第6問
Nを自然数とする。N+1個の箱があり、1からN+1までの番号が
付いている。どの箱にも玉が1個入っている。番号1からNまでの
箱に入っている玉は白玉で、番号N+1の箱に入っている玉は赤玉
である。次の操作(*)を、おのおのk=1,2, ・・・,N+1に対して、
kが小さい方から順番に1回ずつ行う。
(*) k以外の番号のN個の箱から1個の箱を選び、その箱の中身と
番号kの箱の中身を交換する。(ただし、N個の箱から1個の箱を
選ぶ事象は、どれも同様に確からしいとする。)
操作がすべて終了した後、赤玉が番号N+1の箱に入っている確率を
求めよ。
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【解答】
N+1回目の操作の後に赤球が箱N+1に入っている条件は、
(ア)N回目の操作の後に赤球が箱N+1以外に入っており、
(イ)N+1回目の操作で赤球が箱N+1に入る。
(ア)について、
1~N回目の操作中に少なくとも1回、箱N+1が選ばれれば
よいので、その確率は ^N)
(イ)について、
N+1回目の操作で、箱N+1に入っている白球と箱1~Nの
いずれかに入っている赤球が入れかわればよいので、
確率は 
以上より、求める確率は、
^N\right\}\ })
まずは、少ない数で実験してみましょう。
テーマ:数学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2015/01/16(金) 23:57:00|
- 大学入試(数学) .関西の国立大学 .京都大 理系 2004
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