本日は体調不良です。
しかも昨日書いたブログ記事が全部消えていて茫然自失・・・・
第3問
1から5までの自然数を1列に並べる。どの並べ方も同様の確からしさ
で起こるものとする。このとき1番目と2番目と3番目の数の和と、
3番目と4番目と5番目の数の和が等しくなる確率を求めよ。ただし、
各並べ方において、それぞれの数字は重複なく1度ずつ用いるものとする。
--------------------------------------------
【解答】
並べ方の総数は、5!=120通り。
5つの数を順にA、B、C、D、Eとすると、
A+B+C=C+D+E ⇔ A+B=D+E ・・・・①
また、
A+B+C+D+E=1+2+3+4+5=15 ・・・・②
①、②より、
2(A+B)+C=15となり、Cは奇数とならなければならない。
(ⅰ) C=1のとき
2+5=3+4より、①を満たすA、B、C、Dの組は
(A、B、C、D)
=(2,5,3,4)、(2,5,4,3)、(5,2,3,4)、
(5,2,4,3)、(3,4,2,5)、(3,4,5,2)、
(4,3,2,5)、(4,3,5,2)
の8通りある。
(ⅱ) C=3のときも同様に8通り
(ⅲ) C=5のときも同様に8通り
以上より、求める確率は、

これぐらいの数だったら、あれやこれや下手な日本語の説明を書くよりも
具体的に書き出した方が楽だと思います。
テーマ:数学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2011/11/02(水) 23:57:00|
- 大学入試(数学) .関西の国立大学 .京都大 文系 2010
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文化の日です。
いつもどおりの生活なのですが。
第4問
点Oを中心とする正十角形において、A、Bを隣接する2つの頂点とする。線分OB
上にOP2=OB・PBを満たす点Pをとるとき、OP=ABが成立することを示せ。
--------------------------------------------
【解答】
以下、OA=OB=aとする。
OP2=OB・PB ⇔ OP2=a・(a-OP)
⇔ OP2+aOP-a2=0
よって、
・・・・①

一方、二等辺三角形OABの頂角を求めると、
360÷10=36°であり、
∠OAB=∠OBA=(180-36)÷2=72°
ここで、AQが∠OABの二等分線になるように、
辺OB上に点Qをとると、
∠OAQ=∠AOQ=36°
∠ABQ=∠AQB=72°
になるので、△QOA、△ABQはともに二等辺三角形となる。
よって、OQ=AQ=AB ・・・②
また、△OAB∽△ABQとなるので、
OA:AB=AB:BQ
⇔ AB2=a・(a-AB) ←②より
⇔ AB2+aAB-a2=0
これを解くと、
)
これと①より、OP=ABが示された。
この図は有名ですよね。
テーマ:数学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2011/11/03(木) 23:57:00|
- 大学入試(数学) .関西の国立大学 .京都大 文系 2010
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