第1問
1から5までの自然数を1列に並べる。どの並べ方も同様の確からしさ
で起こるものとする。このとき1番目と2番目と3番目の数の和と、
3番目と4番目と5番目の数の和が等しくなる確率を求めよ。ただし、
各並べ方において、それぞれの数字は重複なく1度ずつ用いるものとする。
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【解答】
並べ方の総数は、5!=120通り。
5つの数を順にA、B、C、D、Eとすると、
A+B+C=C+D+E ⇔ A+B=D+E ・・・・①
また、
A+B+C+D+E=1+2+3+4+5=15 ・・・・②
①、②より、
2(A+B)+C=15となり、Cは奇数とならなければならない。
(ⅰ) C=1のとき
2+5=3+4より、①を満たすA、B、C、Dの組は
(A、B、C、D)
=(2,5,3,4)、(2,5,4,3)、(5,2,3,4)、
(5,2,4,3)、(3,4,2,5)、(3,4,5,2)、
(4,3,2,5)、(4,3,5,2)
の8通りある。
(ⅱ) C=3のときも同様に8通り
(ⅲ) C=5のときも同様に8通り
以上より、求める確率は、

これぐらいの数だったら、あれやこれや下手な日本語の説明を書くよりも
具体的に書き出した方が楽だと思います。
テーマ:数学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2012/08/27(月) 23:42:00|
- 大学入試(数学) .関西の国立大学 .京都大 理系 2010甲
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